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卓然影業CEOの張進への独占インタビュー:映画マーケティングの動機は単純でなければいけません

このほど、3500万A+ラウンド融資を獲得したばかりの卓然影業CEOの張進は、信報記者の独占インタビューを受けました。今、すでに中国大陸で公開されている世界的な大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」の中国地域での権益を獲得した後、収穫を重ねながら、どのようにより大きな映画市場を掘りますか、及び、いったいにどうすればより効果的な映画宣伝ができますかは、彼が考えなければならないことです。

「四つのステップ」のうちの第一ステップを踏み出したばかりです

信:今回の融資は企業にどんな変化をもたらしますか?

張進:卓然影業はずっと収益状態にあります。だから、融資は資金を探すためだけではないです。主な目的は資本市場でいくつかのアクションによって、毎回の業務進級に合わせて、新しい信号を伝達することです。例えば、最初の融資は映画業界に入ったばかりの時です。二回目は発行業務を正式に開始した時です。今回の融資は初めて「投資戦争」を導入し、新浪と戦略的提携を形成し、次の業務進級を迎える時期です。

信:今の卓然影業はどのような発展段階にありますか?

張:私の観点からみると、映画会社、特に宣伝会社は、最終的な目標を達成するには、普通は四つのステップを完成させる必要があります。まず、プラットフォームを作ることです。そして、プラットフォームによって、大規模な市場をカバーすると同時にシェアと内容とのバインディングを行い、毎年プラットフォームに大量の内容が運営されている時に、品質の優れた「IP」を選別してブランド化育成を行い、最後に産業化を実現します。国際的には、ハリウッドの六大企業、ディズニーランドなど、いずれもこのように運営しています。中国国内では、少なくとも前の3つのステップを完成させる必要があると思います。本当に最後の産業になると、必ず外力を借りる必要があります。現在から見れば、卓然影業はまだ第一ステップにあります。

 

お客様にIPブランド化を手伝います

信:融資の獲得を宣言した時、将来は後製品市場に進出するとも言いましたが、具体的にはどのような計画がありますか?

張:後製品業務の部分では、将来、あまり多くの直接コストを生じることがありません。私の考えでは、「第三者プラットフォーム型会社」と位置付けられています。後製品のプレートでは、私たちはサービス業者に似ています。具体的には、いくつかのブランド化の潜在力がある、産業にまたがる派生能力を持つ「IP」と協力して、私達は「IP」ブランド化のための全体的なポジショニングパッケージを提供します。全体の授権システム開発からマーケティング、プロモーションと販売まで、系統的な完備した解決案を提供します。

信:なぜこの市場が気に入ったのですか?

張:現在の中国映画市場から見れば、いままで、成功した「IP」開発はほとんどないと言えます。成功に近いのは、ほとんどアニメ「IP」、例えば「蓝猫」、「喜羊羊」などのキャラクターです。実写映画といえば、多くの人がこのことの重要性を知っていて、たくさんの試みがありますが、本当の「ブランド化」を実現していません。「IP」からブランドにする角度からいえば、新しいブランド属性が必要です。しかし、多くの映画は基本的なVIシステムすら完璧ではないです。これは、多くの興行成績の高い「爆発的な人気」映画にとって、非常に残念のことです。海外のIPは授権システムが非常に明確です。一つの使用契約の中で、50%以上の内容は授権段階にあるかもしれません。どのように食品や玩具に使うかは、すべて明確に表示されます。 “IP”をブランド化したいなら、明確なブランド化意識を持つのは前提です。これらはまさに現在の中国映画市場に欠けているものですから、まさに機会です。

興行収入から宣伝の利益を得るべきです

信:昨年は多くの映画が上映前后のコントラストが强かったですが、その原因はなんだと思いますか?

張:もし注意深く観察すれば、前の映画の毎回のマーケティングアクションあるいは毎回の事例分析により、いくつか法則を総括することができます。映画宣伝にとって、どのようなアクションが有効で、全体のロジックとリズムはどうなるべきですか?しかし、映画の宣伝に最も重要なのは、動機が単純でなければならないことです。すべての宣伝が興行収入を最終的な目的とした時、マーケティングはもちろん高い効果があります。しかし、現在の状況では、多くのマーケティングの動機は単純ではなく、マーケティングプランはすべて市場を主導とするものではありません。俳優のためのマーケティングもありますし、虚勢を張るためのマーケティングもあります。最後に、これらのマーケティング効果はいずれも実際に興行収入に転化されないので、当然意味がないです。

信:映画マーケティングをどうやって観衆に見せるべきですか?

張:例えば、去年には、何百もの映画が上映されました。しかし、本当に観衆に覚えられたマーケティングアクションや映画はいくつありますか?業界内の人から見れば、全部で20部を超えないかもしれません。この割合は1/10から1/20の間にあります。なら、残りの映画マーケティングは何をしていますか?去年には、より極端な行動もあり、当時注目された事件ともなりました。しかし、予見できるのは、市場、業界、観衆が次第に成熟していく時に、確率の低いイベントの偶発性もだんだん低くなり、基本的には求めることができないことです。未来の観衆の多くは、予告編を通して、この映画は自分の好みのタイプではないか、ストーリーは十分に魅力的ではないかと判断します。市場が十分に成熟している時、マーケティングを興行収入に転化したいなら、映画自身のものに依存しなければならないし、宣伝の面でも最も標準的な慣行アクションをしっかりと行わなければなりません。

信:映画マーケティングにもっと伝統的なアクションを重視するには、どうすればいいですか?

張:今いわゆる宣伝発行予算というのは、宣伝会社の部分以外に、多くは第三者の費用です。例えばオフライン活動の実行などです。だから、未来の映画マーケティングの労働サービスを直接宣伝発行コストの中から引くほうがいいです。もう映画の初期コストを消費しないで、映画の興行収入に参与することになります。例えば、未来の映画マーケティングは初期にいかなるサービス料も取らなくて、最後の興行収入の中から、ある比例で仕事の仕返しを取るかもしれません。皆さんにとって、これはいいことです。コストの面で、支払わなければいけない支出を削減ことができる上、宣伝会社の積極性を引き出すこともできます。もちろん、これは非常に合理的な量化基準も必要ですが、非常に良い提携モードであることは間違いありません。

抜粋:卓然影業CEOの張進への独占インタビュー:映画マーケティングの動機は単純でなければいけません